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3/18(木)マルコに初めて会ったⅠ

グゼッラに魅せられて、思い立ってミラノに旅立ち、手紙を置いてきた事は、「社長の思い」に書きました。これは、その手紙を見て、メールでやり取りを重ね、マルコから「日本に行く」と連絡をもらい、初めて会った時のお話です。

5月31日 18時半 三井ガーデンホテル銀座で待ち合わせ。こちらのメンバーは夫と、出資(希望してくれている)者の佳子さん。

プレゼンテーション資料準備や、イタリア語通訳、会議室手配、接待準備等々しながらも、「契約が取れなかったらどうしよう?」という心配で、私の緊張も頂点に達していた。肩はこりこり、まだ見ぬ年齢不詳のマルコが見てすぐわかるかしら?というのも不安だった。かつて、B社で、ン百・ン千万の商談で「買う」と言われてから、決済が済むまでのあの心配不安に似たような、それとも、恋わずらいに似たような。

3年以上ぶりに新調したスーツに身を包み、ゴージャスそうに見えるよう気を遣う。

三井ガーデンホテルに到着。まだロビーにそれらしき人はいない。

外人が来た!あの人か?ポロシャツ、ジーパン…違う…。

18時33分ぐらい、「来た~!」一目で認識。これから先、あの瞬間を忘れないだろうな、と思う、そんな感じ。

マルコとフェデリコは、せいぜい30歳ぐらいに見え、ふたりとも、ミラネーゼらしく、良質のスーツで、ビシッと決めていて、まぁ、はっきり言って、二人とも無茶苦茶かっこ良かった。

話をしたのは30分ぐらい。日本に来て、我々に会えて、すごく嬉しいという話をしてくれた。マルコは熱があると言って、ふたりはお酒を飲まなかった。私は、我慢できず、シャンパンを飲んだ。夫はジントニック、佳子さんもシャンパン。

30分の話では、マルコがほとんど話していて、フェデリコは、にこっとも笑わず。

「熱があるなら、今夜はこの辺で」と帰ってきた。帰りの地下鉄で、なぜか3人ともにたにた笑ってしまって…。

つづく…。